患者さんは、いつも不安を抱えています。特にがんの患者さんの場合、その不安は大きく、この先自分はどうなってしまうのだろうという思いは「孤独」となり、ときに「絶望」となります。そんな患者さんに、声を大にして言いたいことがあります。
あなたは、決して、ひとりではない。
本当にそうなのです。私は、どうしたら患者さんの力になれるか、いつも考えています。患者さんのために何かできることはないか、何かできることはないか、と考えています。高濃度ビタミンC点滴療法は、そんななかで私が出会った、現在できる最良のがん治療のひとつです。

通常の抗がん剤は副作用を伴いますが、高濃度ビタミンC点滴はまったく害(副作用)がありません。そして、害がなければ効果も弱いと思われがちですが、効果もしっかり期待できるところが素晴らしいところ。抗がん剤や放射線治療などと並行して受けられ、相乗効果も期待できます。私が思う高濃度ビタミンC点滴の主な効果は、次の通りです。
手術、抗がん剤、放射線・・・がんの治療は、非常に疲れます。「いたい」「だるい」という状態が続けば、気持ちもさらに落ち込んでしまいます。ビタミンC点滴は、がん治療でいたんだ臓器を修復してくれます。いたみやだるさが和らぐと、気持ちも元気になります。
※そもそも、ビタミンCは、強力な抗酸化物質として、とても強い修復力を持っています。たとえば、ケガをしたとき、身体を修復する上でアルブミンやカルシウムなどさまざまな物質が活躍しますが、なかでもビタミンCは、もっとも大切な役割を果たします。

高濃度ビタミンC点滴は、身体を修復する上に、治癒力・免疫力を高めてくれます。たとえば、風邪をひいたときにビタミンCを飲みますが、これも免疫を高める効果があるから。高濃度ビタミンC点滴は、経口(飲む)よりもはるかに効果がある上、濃度の高いビタミンCですから、治癒力・免疫力の向上が期待できます。ビタミンCが、がんと闘える身体をつくってくれる、ということです。
※これは私自身の経験なのですが、インフルエンザになったときにビタミンC点滴をして、一日で治りました。ビタミンCの治癒力・免疫力には、本当に驚くべきものがあります。
優秀な抗がん剤としての効果が期待できます。ビタミンCを静脈に点滴すると、血液中を通って(血液中では過酸化水素を発生しない)がん組織まで運ばれ、酸化されて過酸化水素を発生し、がん細胞を死滅させます。正常な細胞は、過酸化水素を分解する酵素であるカタラーゼがあるため、ダメージを受けることはありません。つまり、ビタミンCは、がん細胞だけを選択的に死滅させるのです。
※2005年、米国で『アスコルビン酸(ビタミンC)は選択的にがん細胞を殺す〜過酸化水素を組織的に運ぶプロドラッグとして作用』という論文が発表されました。この論文では、ビタミンCががん細胞を殺すメカニズムが報告されています。
高濃度ビタミンC点滴は、身体が非常にラクになり、それがはっきりと自覚できるところが、最大の特長だと思います。「よくなった!」と思うことで、どんどん希望がわき、それがまた、QOLの改善につながります。もちろん、がんを縮小させる効果も期待できますが、それ以前に、がん治療で消耗した身体と心を修復し、治癒力・免疫力を高めてくれるところが、私が高濃度ビタミンC点滴をおすすめする最大の理由です。



